全国有料老人ホーム協会、電話相談実施へ 23日~25日

公益社団法人・全国有料老人ホーム協会の「苦情処理委員会」は10月23日(火)から25日(木)までの3日間、「有料老人ホームなんでも相談~有料老人ホーム110番」を開設する。時間は午前10時から午後4時まで。フリーダイヤル(0120-180-885)で受け付ける。

この「110番」は同協会が有料老人ホームなどの入居者及び入居希望者からの相談・苦情・意見・希望などを受ける目的で同協会「苦情処理委員会」で1997年から実施してきたもの。

今年度は今回だけではなく、来年3月にも実施を予定している。

毎年幅広い相談を受け付け、解決した問題も多い。昨年度の「110番」には次のような事例が寄せられた。

「食費が値上げになる予定だが、食費をはじめサービス料金の値上げについて規制はないのか」

「親がホームを退去した。入居時に支払った入居準備金は返還されないのか返還されないのか。ホームは返還できないと言っている」

「ホームに入居している要介護四の母に口調厳しく注意するスタッフがいる。母はおびえている。スタッフの対応が疑問。不信感がある」

一方、ホームに関する相談では

「入居する際の費用について教えて欲しい」

「看取りをしてくれるホームに入居したいが、どんな手順で探せばいいのか」

「要介護認定を受けていなくても有料老人ホームに入居は可能か」

相談者には希望により弁護士による別途面接相談の機会も設定される。同協会では「悩まずにまずは相談を」と呼びかけている。

(本紙「ニッポン消費者新聞」10月1日号より転載)

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