主婦連発足70周年、原点再確認 日消連は来年50周年🔓
- 2018/10/3
- くらし
今年から来年へかけ消費者団体の発足記念イベントが相次ぐ。
主婦連合会は9月で70周年を迎えた。日本消費者連盟は来年4月で50周年となる。東京都地域婦人団体連盟(東京地婦連)は今年4月、発足70周年記念集会を都内で開いた。風雪に耐えた歴史を持つこれら消費者団体の活動テーマはそのまま日本の消費者問題の変遷の歴史となる。企業と生活者のパイプ役となる日本ヒーブ協議会も9月に40周年イベントを開催した。消費者を取り巻く環境変化が著しい中、発足を記念する各団体のそれぞれの取組を取材した。
主婦連合会は1948年9月3日、粗悪品の「燃えないマッチを持ち寄る会」を契機に発足した。当時を知る清水鳩子さん(現主婦会館理事長)は、創立者の奥むめをさんが「泣き寝入りはやめよう」と呼びかけたのが日本の消費者運動の一歩、と振り返る。
「その頃のスローガンである”暮らしの悪さは政治の悪さから…”“ドンとぶつかりゃ主婦の勝ち”という呼びかけは現在の世相にもピッタリ。原点を忘れず、一人ひとりの消費者による私の一歩、私の一言、私の立ち上がりなどによって、消費者のくらしを大切にする政治を実現しなくてはなりません」(主婦連たより9月15日号)
「台所の声を政治へ」と謳ってスタートした主婦連合会は9月26日、東京四谷の主婦会館「プラザエフ」で「発足70周年を祝う会」を開催した。現会長・有田芳子さんは「主婦連合会は他団体と連携して消費者の権利の確立を求める運動を展開しているが、そのような消費者の声が通りにくい世の中になりつつあることを懸念している。発足理念を再確認し…(以下続く)
(本紙「ニッポン消費者新聞」10月1日号より転載)
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