【香港】中秋節の月餅に問題なし 食べ過ぎには要注意
- 2018/9/18
- 海外
中国の秋の祝日「中秋節」(今年は9月22~24日)を前に、香港食品・環境衛生局の食品安全センター(CFS)は9月11日、月餅(げっぺい)に関する衛生試験結果を発表した。微生物やアレルゲン、表示などを調査したが、いずれも問題なし。一方で、「脂肪や砂糖が多く含まれている」として食べ過ぎには注意を呼びかけた。
中秋節は中国の伝統的な祝日。月を愛でながら家族で宴会を開くのが習わしで、その時に食されるのが月餅だ。香港では各店舗が独自性を競い、この時期は代表的な焼き菓子のほか冷蔵保存する生菓子、冷凍保存のアイスクリームタイプなど、様々なスタイルの月餅が街にあふれる。こうした中、CFSは小売店やオンライン通販から140サンプルを購入し、微生物学的検査、化学検査、アレルゲン、栄養成分表示を調査。いずれも「満足のいく結果だった」という。
ただし、月餅は100グラム当たり脂肪分20グラム、砂糖15グラム以上を含む高カロリー食品であるうえ、塩分量も比較的高い。CFSは祝賀ムードに流されて食べ過ぎないよう注意を呼びかけるとともに、信頼のおける店舗で購入するようアドバイスしている。