誤解ないGM任意表示を要望 食の円卓会議
- 2018/7/24
- 食品
- 遺伝子組み換え, 食のコミュニケ―ション円卓会議
「食のコミュニケ―ション円卓会議」(市川まりこ代表)は7月23日、消費者アンケート結果をもとに、意図せざる混入率が5%以下の場合の任意表示について、「遺伝子組換え原料の混入5%以下」という表示がもっとも消費者の誤解を招かない表示であると発表した。同「円卓会議」は記者会見し、「この任意表示を活用するよう消費者庁に要望した」と説明した。
食のコミュニケーション円卓会議は、20歳代から60歳代までの年代ごとの男女それぞれ約200人ずつ、合計2062人を対象に、遺伝子組み換え表示についてアンケート調査を実施。任意表示となる「意図せざる混入率が5%以下」となる食品ではどのような表示が誤解を招かないか、調べた。
同円卓会議代表・市川まりこさんによると、消費者庁検討会が提示した表示例8例と、「遺伝子組換え原料の混入5%以下」の表示例の合計9例を消費者に示し、どの表示が実態にかなったものか、質問した。
その結果、9割近くの消費者が「遺伝子組換え原料の混入5%以下」という表示が、他の表示例に比べて遺伝子組み換え原料が入っているものとの正確な情報を消費者に提供する内容であると回答した。
同円卓会議は、このアンケート調査結果をもとに7月23日、消費者庁に対し、任意表示には「遺伝子組換え原料の混入5%以下」という表示を活用するよう要望した。