消費者ホットラインを耳元で告げる「イヤヤン」誕生

消費者庁・岡村和美長官は7月4日、消費者ホットライン「188」のイメージキャラクター「イヤヤン」が誕生したと紹介した。「イヤヤン」は困っている消費者がいればいち早く近寄り、その耳元で消費者ホットラインの番号「188」を教えてくれる。岡村長官は、子どもの事故防止へ向けて全国で活躍するアブナイカモ一家と一緒に、消費者の味方として、どんな環境下でも、どこにでも神出鬼没に現れて、トラブル解決まで寄り添ってくれる存在がイヤヤン、と紹介している。

消費者ホットラインイメ―ジキャラクター「イヤヤン」

イヤヤンの誕生秘話、使命、特徴などを説明する消費者庁の岡村長官(4日、消費者庁にて)

消費者庁はこれまで子どもを事故から守るプロジェクトのシンボルキャラクターとしてアブナイカモの一家からの協力を得てきた。7月4日、岡村長官は、その一家に加え、消費者ホットラインのイメ―ジキャラクターに「イヤヤン」が集ったことを明らかにした。イヤヤンは「消費者ホットライン・188」の周知率を向上させ、消費者トラブルを消費生活センターの相談現場へとつなげる使命を持つ。

岡村長官によると、イヤヤンは「泣き寝入りが超イヤヤ」という口癖のチョウという。性別・年齢は明らかにされていないが、悪質商法に立ち向かうことに惑いのない意志を持つ。いつも全国を旅していて、危険な製品でけがをした人や強引な勧誘にあって困っている消費者を見かけると、消費者ホットライン188を教えてくれる。

今回のキャラクター起用についてイヤヤンは、「188に電話して問題を解決できた消費者がチョウのように羽ばたく姿を見るのが大好き」とコメントしているという。

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. 高齢消費者・障がい消費者見守りネットワーク連絡協議会
    消費者庁は10月16日、高齢者や障がい者の地域見守り活動についての情報共有化をめざして「高齢消費者・c
  2. 米消費者製品安全委員会
    米国消費者製品安全委員会(CPSC)は11月18日、複数の事故が発生していることを把握していながら直c
  3. 電話相談
    ◎全国有料老人ホーム協会が開設 経験豊富な相談員が対応 公益社団法人全国有料老人ホーム協会(有老協c
  4. JAPA中下裕子代表理事
    ◎東京消費者団体連絡センター主催の学習会で PFAS(有機フッ素化合物)問題への理解を深めようと、c
  5. 英国の消費者団体Which?
    英国の消費者団体Which?は11月14日、5月に施行された「反グリーンウォッシュ規則」などへの違反c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る