各省庁で車の自動走行をめぐる環境整備が進む中、PLオンブズ会議は7月2日、「クルマの自動運転ってどこまで安全なの?」と題する報告会を東京四谷の主婦会館「プラザエフ」で開いた。技術先行で開発・普及が進む中、消費者への適正な情報提供が実施されず、自動走行車に対する消費者の誤認も目立ち、事故発生時の責任判断も明確ではない状況に同オンブズ会議は制度的整備の必要性を提言した。
車の自動走行では各国で開発競争が激化、日本も公道での実験に取り組んでいる。レベル1から、運転者のいない完全自動運転のレベル5まで、安全機能装置搭載に伴う自動化のレベルが区分けされている。現在はレベル2の段階で、あくまでも運転支援システムとして登場している。
国交省、経産省、内閣府では今後の開発向上や制度的整備などを検討しているが、自動走行車の社会的受容性に課題が多く、消費者が適正に認識できないまま、事故が発生しているのが実態。
PLオンブズ会議は、「自動ブレーキ」一つとっても各メーカーで名称が異なり…(以下続く)
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