寄付サイト、手数料が運営業者に FTC「仕組み知って」
- 2018/6/11
- 海外
オンライン寄付サイトを通じて慈善団体に寄付すると、一部が手数料として差し引かれるなどとして、米連邦取引委員会(FTC)は「仕組みを理解した上で利用するか選択してほしい」と呼びかけた。慈善団体に寄付金が届くまでに一定程度の時間がかかるとも指摘した。
FTCは6月6日、「オンライン寄付ポータルサイト、あなたが理解しておくべきこと」と題した消費者保護ブログを更新した。それによると、ポータルサイトを通じて寄付した場合、「寄付金が直接、慈善団体に行くわけではなく、サイト運営業者が手数料として一部を受け取り、その残りが団体に送金される」と説明した。また、団体に届くまでにはしばらくの時間(場合によっては30日以上)がかかることになると付け加えた。
寄付サイトは寄付の送金先、手数料、送金に要する期間、慈善団体との利害関係を表示する必要がある。FTCは「必要事項の表示がない、もしくは条件が気に入らない場合は慈善団体のサイトから直接寄付するなど、別の方法を検討してほしい」と呼びかけている。