千葉県の自転車保険加入率68.7% 義務化後横ばい傾向

千葉県が毎年実施しているアンケート調査によると、自転車保険に「加入している」との回答が68.7%と前年比で微増だったことがわかった。依然として3割以上が「加入していない」(23.3%)、「わからない」(8.0%)と回答しており、県は「自転車保険の加入義務や自転車保険加入の必要性について引き続き広報啓発を続ける」としている。

県では2022年7月1日から自転車保険への加入を義務化(それ以前は努力義務)した。義務化した22年度調査(23年1月実施)では、「加入している」との回答は前年度の59.2%から6.8ポイント増加し66.0%と上昇したが、翌年の23年度調査(24年1月実施)は64.8%、今回の24年度調査(25年1月実施)は68.7%となり、ほぼ横ばいもしくは微増で推移していた。

24年度調査において、加入しなかった理由を尋ねたところ、「条例で加入が義務付けられていることを知らなかった」が31.6%で最多。次いで「どの自転車保険に加入して良いかわからない」が28.9%で続いた。この調査は毎年1月、300人を対象にインターネットで実施している。

国が策定した第2次自転車活用推進計画では、25年度末までに加入率を75%とする方針を掲げ、都道府県に保険加入を促す条例の制定を呼びかけている。

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