冷凍食品協会、消費者団体と意見交換 新認定マーク周知呼びかけ

日本冷凍食品協会は2月6日、主婦会館プラザエフで消費者7団体との意見交換会を開いた。冷凍食品の消費量や実態調査結果に加え、令和7年度版「冷凍食品認定制度」の施行に伴い認定マークを改定することなどを報告した。出倉功一専務理事は「認定マークがわかりにくいとの声があったことから、HACCP制度化に対応していることを明確にした。ぜひ消費者への周知に協力してほしい」と呼びかけた。

冷凍食品協会意見交換会

消費者7団体を招いて行われた日本冷凍食品協会の意見交換会。取組実績や今後の方針などを説明した(2月6日、主婦会館プラザエフにて)

新認定マーク意見交換会は2008年の中国冷凍餃子事件を契機に開始し、今年で16回目。主婦連合会、消費者市民社会をつくる会、全国消費生活相談員協会、全国消費者団体連絡会、東京消費者団体連絡センター、日本消費者協会、フードコミュニケーションコンパスを招き、安全対策や表示などについて意見を交わした。

認定制度の改定については、HACCPに対応している旨を明記し、認定マークを新たなデザインに変更。食を巡る環境変化に対応し、人権や環境、ロス削減などを推奨事項として基準に盛り込んだ。消費者団体からは「新マークは見やすくて良い。広く認知されるよう一緒に広めていきたい」との意見が出された。

(本紙「ニッポン消費者新聞」3月1日号より転載)

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