全国消費者大会、「平和」守る行動を 戦後80年、重要性を再認🔒

全国から170人参加/日本被団協もメッセージ寄せる

63回を数える全国消費者大会が2月15日、主婦会館プラザエフ(東京・千代田)とオンラインで開かれた。今年は被爆・戦後80年の節目にあたるうえ、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞受賞を踏まえ、テーマを「戦後80年、今こそ平和とより良いくらしのために学び、行動しよう!」に設定。平和の重要性を再認する大会となった。大会は二部構成で、第一セッションは「生成AIとくらし」をテーマにAIの活用実演や注意点などを学習。第二セッションは「平和」をテーマに、ピースボート共同代表で核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員兼会長の川崎哲さんが核兵器廃絶に向けた日本の役割について講演した。日韓の市民団体による「アジア平和共同声明」の取り組みも報告され、日本消費者連盟事務局長の纐纈美千世さんが「平和がなければ消費者問題を取り扱う活動はできない。近年、消費者団体は平和活動をしていなかったが、今こそ訴えかけていきたい」と呼びかけた。

第63回全国消費者大会

核兵器禁止条約の重要性を報告するピースボート共同代表・川崎哲さん

1957年から始まった全国消費者大会は今年で63回目。全国消費者団体連絡会に所属する各地消費者団体が実行委員会を結成し、その時々の消費者課題をテーマに掲げて開催を積み重ねてきた。今回は会場に51名、オンラインに118名が参加した。

実行委員会委員長の田辺恵子さん(主婦連合会副会長)は「第1回大会では消費者主権を盛り込んだ消費者宣言が採択された。以降、私たち消費者団体は消費者運動を継続し本日、第63回目となる。平和な暮らしと消費者の権利が守られるよう……(以下続く)

(本紙「ニッポン消費者新聞」3月1日号より一部転載)

この記事の続きは以下の会員制データベースサービスで購読できます
📌ジー・サーチ データベースサービス
📌日経テレコン
📌ファクティバ

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. U.S. PIRG
    米国の消費者団体U.S.PIRGなどが創設した非営利団体「デジタル修理権連合」はこのほど、この8年間c
  2. 電話相談
    東京都消費生活総合センターは3月10日と11日の両日、無料特別相談「若者のトラブル110番」を実施すc
  3. 全国消費者フォーラム
    ◎学生・企業も参加、アーカイブ配信も実施 国民生活センターは2月21日、消費者啓発に取り組む様々なc
  4. 米国の消費者団体ナショナル・コンシューマー・リーグ(NCL)など消費者・事業者8団体は2月25日、アc
  5. 東京都消費者被害救済委員会総会
    注目集める「あっ旋調停案」、各地消費生活センターも活用 消費者紛争の積極的解決をめざす東京都消費者c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る