小さなことでも相談を 高齢者と支援者向け電話相談 8日から

消費者庁は2月8日~23日までの土曜と日曜、高齢者と支援者向けに無料の臨時電話相談会を開く。「孤独・孤立に起因する消費者被害の防止等のための啓発事業」の一環。周りに相談できずにひとりで悩む高齢者や、異変や不安を感じたホームヘルパーなどの支援者の相談に応じる。消費者庁は「どんな小さなことでも、まずは相談してほしい」と呼びかけている。消費生活相談員が疑問や不安を解消するアドバイスをおこなう。

期間は2月8日の土曜日~23日の日曜日まで。東京・大阪・栃木に窓口を設ける。それぞれの実施機関、相談電話番号、開催日時は以下の通り。

  • 全国消費生活相談員協会(週末電話相談室)
    03-5614-0189(土曜と日曜の10時~12時、13時~16時)
  • 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会(NACSウィークエンド・テレホン)
    06-4790-8110(土曜の10時~12時、13時~16時)
    03-6450-6631(日曜の11時~16時)
  • とちぎ消費生活サポートネット
    028-666-1145(土曜の9時~12時、13時~16時)

高齢者トラブルが発生している主な商法は海産物購入トラブル、住宅リフォーム、化粧品の定期購入、ガス・給湯器の点検商法、パソコンのサポート詐欺など。高齢者本人が騙されたことに気づいていなかったり、被害に遭ったことを周りに相談せずに抱え込んだりして潜在化することが多く、支援者の早期発見、早期対策が重要となってくる。「自宅にいつもと違う物がある」「本人は満足しているけれど被害に遭っていないか不安だ」など小さな疑問を感じたらぜひ相談を。お世話する高齢者の個人情報を告げなくても気軽に相談できる。

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