迷惑メール通報ソフトに最新版、50通を一括送信 総務省
- 2018/3/28
- くらし
総務省が迷惑メールを通報するための新しいプラグインソフトを配布している。今回の最新バージョンはマイクロソフトのメールソフト「Outlook2016」に対応し、ワンクリックで通報可能となった。
通報ソフトの正式名称は「SpamsenderOL2016」(スパムセンダーオーエル2016)と「SpamsenderOL2016_64」。前者が「Outlook2016」の32ビット版、後者が同64ビット版に対応する。ちなみに名称の中にある「OL」は「Outlook」の略だという。配布要望があったことから、新たに開発。総務省の専用サイトからダウンロードできる。
最新版をインストールすると、メールクライアントソフトに「情報提供」ボタンが追加される。このボタンをクリックすることにより迷惑メールを簡単に通報できる。通報先はこれまでと同様、日本データ通信協会が運営する迷惑メール相談センター。ここで情報収集や違反者への調査が行われ、その結果をもとに総務省と消費者庁が特定電子メール法に基づく措置命令を下していく。
最大50通まで一度に送信可能(1通当たり1MB以下の場合)。通報した迷惑メールはインストール時に作成される「情報提供済みフォルダ」へ自動で隔離される。
総務省は2011年から迷惑メール通報ソフトを無料配布する取り組みを開始した。今回のソフトを含め、新旧7バージョンが用意されていて、メールソフトのバージョンに応じたものを選ぶことができる。