国セン「くらしの豆知識」最新版発行 契約、SDGsなど広く解説

国民生活センターはこのほど2025年版「くらしの豆知識」を発行。この小冊子は暮らしに役立つ幅広い分野の知識・情報をイラストや図表を使ってわかりやすくまとめている。「消費者トラブル対策本」として、消費者はじめ、消費者団体や相談現場で消費者からの相談受付を担う相談員など、幅広い活用が期待される。国民生活センターは、消費者教育、出前講座など、教材としての利用も提唱している。

2025年版くらしの豆知識

2025年版は「知っておきたいデジタル社会――潜むリスクと生き抜く知恵」を特集。他にも契約に関する基礎知識、家計管理などお金に関する情報、防犯対策やSDGsといった社会的課題・問題なども幅広く掲載。1項目を見開き2ページまたは1ページで読み切れるよう分かりやすく編集されており、どのページも書き下ろし最新情報が詰まっている。消費生活上での「知りたいこと」「確かめたいこと」の情報源として「困ったときの豆知識」として身近に備えておくことも一考だ。

作成にあたっては、NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構の認証を得て、より多くの人に見やすいよう配色した誌面となっている。

第一章は「知らないと怖い!ネットトラブル」、次いで「消費者トラブル注意報」「1からわかる契約」「くらしのマネーガイド」「SDGsできることから始めよう」「身近な危険」「こんな場合は」と続く七章建て。各章でそれぞれのテーマに沿って問題の背景、トラブル防止策、トラブルに遭遇したときの解決・対応策などが網羅されている。

購入は全国の書店、官報販売所で。販売委託先の全国官報販売協同組合や全国消費生活相談員協会からの直送もできる。ネット書店での購入も可能。定価は550円(10%税込)。A5判144ページ。詳細は国民生活センターウェブサイトで。

(本紙「ニッポン消費者新聞」10月1日号より転載)

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