放射線育種技術を応用した米に「反対」の声 署名活動展開へ🔒

◎来年販売の「あきたこまちR」、安全性に不安感

放射線育種の技術を応用したお米が来年から伝統銘柄米の名前を冠して販売されることに消費者・市民団体が反対を表明。全国の有機米栽培農家や消費者団体が安全性の問題に加え、特性が異なるのに従来米と同様の名称では区別できないとして消費者庁などに表示違反を申し立てている。焦点のお米は来年販売が予定されている「あきたこまちR」。カドミウム低吸収米として開発された。消費者団体はゲノム編集と類似技術ではないかとして販売された場合の行政処分を求めている。

来年から販売されるのは重イオンビームという放射線で照射した後代交配種としての「あきたこまちR」。従来の秋田県産「あきたこまち」に名称を切り替えて販売される予定という。

「あきたこまちR」は土壌のカドミウム汚染対策米として開発された新品種で、放射線育種米として安全性に関する疑問が提示され、消費者・市民団体が反対を表明してきた。従来の「あきたこまち」と同じ名称で販売されることから区別がつかず……(以下続く)

(本紙「ニッポン消費者新聞」8月1日号より一部転載)

この記事の続きは以下の会員制データベースサービスで購読できます
📌ジー・サーチ データベースサービス
📌日経テレコン
📌ファクティバ

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. 公益科学センター
    ◎最低価格入札制度からの脱却目指す 米ニューヨーク州議会で6月に可決された食料調達に関する先進的なc
  2. 刈払機
    刈払機(草刈機)による事故がこの5年間で29件発生、多くが重大事故に発展したことから、国民生活センタc
  3. フランス消費者同盟
    フランスの消費者団体UFCが大手スーパーのレジ周りを調査したところ、公約に反して甘い菓子類を陳列してc
  4. 電話相談
    全国消費生活相談員協会は9月7日から東京・大阪・北海道で、週末電話相談110番「健康食品うそほんと?c
  5. 欧州消費者同盟
    米グーグルが欧州の独占禁止法に違反したとして24億ユーロ(約3800億円)の制裁金を科された問題を巡c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る