【米国】サルモネラ菌の汚染度高い鶏肉、当局が販売禁止を提案🔒

米農務省(USDA)は8月7日、サルモネラ菌に高レベルで汚染された鶏肉の販売を禁止する規則案を提案した。特定の種類のサルモネラ菌に1グラム当たり10コロニー形成単位(CFU)以上汚染された生の鶏肉(丸鶏、各部位、挽き肉など)と七面鳥の挽き肉が対象。米国では毎年130万人以上のサルモネラ菌食中毒患者が発生していると推定され、USDAは2030年までに患者数を25%減らしたい考えだ。10月7日まで提案に対する意見を募集し、手続きを進めていく。

発表を受け、科学者らで作る消費者擁護団体、公益科学センター(CSPI)は「今世紀における食品安全の大きな進歩の一つだ」と歓迎。一方で「USDAと業界は長年サルモネラ菌の検査を行ってきたが、陽性反応が出た場合でも、依然としてUSDA検査済みのスタンプを押して消費者に販売してきた」と指摘し……(以下続く)

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