アルミカップもリサイクル 業界統一マーク運用開始へ

スポーツイベントや商業施設で採用が進むアルミカップのリサイクルを進めるため、アルミ缶リサイクル協会など関係業界は6月21日、業界統一のアルミカップリサイクルマークの運用を開始した。今後、消費者、企業、国・自治体に周知し、リサイクルルートの構築を目指す。

アルミカップ

(左)アルミカップの一例。中目黒の花見会場で500円のデポジット制で貸し出された(右)業界独自の統一マーク

ビールやコールドリンクのテイクアウト用として採用が広がるアルミカップはアルミ缶と同じ素材で作られているが、容器包装リサイクル法により三角形の識別マークを付けることができない。そこで業界は独自の統一マークを策定し、リサイクルを進める考え。

会場では回収ボックスが設けられているが、記念として持ち帰る消費者が多く、不燃物として廃棄される可能性があった。マークの使用許諾や管理運営は同協会が担い、利活用を呼びかけていく。

(本紙「ニッポン消費者新聞」7月1日号より転載)

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. 水
    ミツカン水の文化センターは第30回「水にかかわる生活意識調査」の結果を公開した。この調査は日常生活とc
  2. 柳沢信高参事官
    ◎消費者庁・柳沢参事官が直近のトラブル傾向を解説 活用呼びかけ 日本消費生活アドバイザー・コンサルc
  3. コイン
    米国の非営利団体パブリック・シチズンが発表した最新報告書によると、2024年選挙シーズンにおける企業c
  4. 防臭・消臭袋
    ◎におい通しにくい食パン空き袋の再利用も推奨 使用済み紙おむつやペットのふん、生ごみの処理などさまc
  5. 小林製薬紅麹サプリ
    ◎消費者団体は実効性を疑問視 「公表制度ないままでは事故は再発する」 小林製薬の紅麹サプリによる重c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る