化学物質過敏症労災訴訟、原告一部勝訴も「肩すかし判決」と指摘🔒
- 2024/4/5
- くらし
有害物質にばく露され化学物質過敏症に罹患した労働者が、労災を認めない不支給決定をした国(労基署)を相手に、その取消を求めていた化学物質過敏症労災認定請求訴訟について東京地裁は3月14日、一部原告の請求を認める判決を下した。ただ、他の請求は却下するとの判断で、原告は「一部勝訴だが、化学物質過敏症と業務起因性について明確な検討を避けている点で肩すかし判決」と指摘している。化学物質過敏症を認めていないことも「問題が大きい」としている。
この訴訟は、花王和歌山工場で働いていたAさん(50歳代)が、業務で使用する有害物質や有機溶剤などの中毒から化学物質過敏症を発症し……(以下続く)
(本紙「ニッポン消費者新聞」4月1日号より一部転載)
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