食品プラ容器を幅広く店頭回収 参画12社が実証実験

食品、金融、製紙など12社が菓子や食用油、納豆などの使用済みプラスチック容器の店頭回収実証実験を行っている。取り組み主体は12社が資本参加するアールプラスジャパン(東京都港区)で、同社が開発中のケミカルリサイクル技術への適用を検討する。イトーヨーカドー横浜別所店で12月6日までの3カ月間実験を行い、幅広い食品容器のリサイクルと効率的な回収方法の構築を目指す。

回収対象はプラマークが付いている菓子・シリアル袋、食用油・調味料のボトルやチューブ、納豆・弁当容器。水ですすいで乾燥させる、油を出し切ってボトルをつぶすなどの方法を示し、においや汚れなどの課題を検証する。昨年11月、千葉県東金市で実施した実験では想定以上にきれいな性状での回収を行うことができたという。

参画12社はカルビー、高速、コバヤシ、サントリーホールディングス、シーピー化成、J&T環境、セブン&アイ・ホールディングス、日清オイリオグループ、三井住友信託銀行、ミツカン、リスパック、レンゴー。

(本紙「ニッポン消費者新聞」11月1日号より転載)

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