マイナ保険証 開業医7割がトラブル経験 いまの保険証存続を🔒
- 2023/11/15
- くらし
◎保険医協が大阪消団連学習会で実態報告
マイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」を巡り、個人情報のひも付けミスなどのトラブルが相次いでいる問題で、医療現場では今年6月以降もトラブルが発生し続けていることが、大阪府保険医協会の最新調査でわかった。全大阪消費者団体連絡会(大阪消団連)主催の学習会で実態を報告した坂元いづみ事務局次長は「有効なはずの保険証が無効となるケースが多発している。国民皆保険制度を守るためにも、現行の保険証の存続を求めていこう」と呼びかけた。
大阪消団連は10月21日、マイナ保険証問題を考える学習会を会場とオンラインで開催。開業医約1万人が加入する大阪府保険医協会の坂元事務局次長が最新の調査結果と制度の課題について報告した。
坂元さんによると、オンライン資格確認の導入が義務化された4月1日以降の状況を調べた前回調査(5月実施)では、有効なはずの保険証が無効と表示されるケースや患者が操作に手間取って時間切れとなるケースが発覚。保険証廃止の大前提となるオンライン資格確認システムが安定的に運用できないものであることがわかった。
さらに6月1日以降の状況を調べた最新調査(7月実施)でも、68.5%の医療機関が「トラブルを経験した」……(以下続く)
(本紙「ニッポン消費者新聞」11月1日号より一部転載)
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